二日目午前:聖路加国際病院1週間宿泊ドック体験記

twitter google+ LINE はてなブックマーク

二日目になりました。

今日から本格的に検査が始まります。

朝起きたら、尿を採取します。

俗に言う中間尿を取ります。ある程度出した後に、尿を取り始めます。

紙コップのようなものがトイレに用意されていますので、それに半分くらいたまる程度に取っておきます。次に看護師が来たときに渡しましょう。

看護師は7時30分から出勤してきます。

取り終わったものはトイレに置いておきましょう。

また、検便も取れたら取ります。先に尿をし終わってから、検便を取るようにしましょう。そうすれば、便と尿が混じらずに済みます。

検便も取り終えたら看護師に連絡して渡します。

検便は2回取ります。また、1回につき、2つの容器に入れます。まずは緑色の容器に入れ、その後、別の容器にこすりつけるような形で付けます。

検便を取るためのシートなどが用意されているため、説明を読んでおきましょう。

落ち着いて取るためにも、看護師がうろうろしない時間帯に取ることをお薦めします。検査が開始され始めると、看護師がいつ呼びに来るかわからず、なかなか落ち着きません。

うまく便が取れず、検便を取るためのシートをそのまま流してしまうような状況になったら、看護師に検便用のシートをくださいといえば、またもらうことができます。

8時くらいになったら採血するために看護師が部屋にきます。

ベッドに横になって肘辺りに針を刺し、採血をします。他に、体温、血圧、脈拍を計ります。

採血は針を刺すため、少し痛みますが、我慢しましょう。

9時になったら検査スタートです。検査はある程度準備ができたら部屋に呼びに来ますので、呼ばれたら向かいましょう。

時間が指定されている場合は、時間になったら9階人間ドック受付のところに行きます。部屋に呼びに来て、そのまま移動するような場合は、すぐに看護師の後を追っていきましょう。

受ける順番などは、その検査項目の空き具合にもよりますので、前後します。また、場合によっては日にちが変わることもあります。

部屋には検査着が用意されているので、これに着替えます。寝巻感覚で利用するのであれば、そのまま出て行ってもかまいません。

検査着の下にはできるだけ下着を着けない方が、検査がスムーズにいくと思います。ですが、冬など寒い時期はしっかりと下着を着けて、風邪をひかないようにしましょう。

下着などには金属が付いていると検査に影響が出るため、金属が付いていないものにしましょう。もし、体の中に以前治療等で金属類が入っているようであれば、一部検査ではその旨を伝えましょう。そうした審査の時は、事前に尋ねられます。

では、二日目午前に受けた審査の概要を紹介します。

頸部超音波検査

首にゼリーを塗って、機器をあてて調べる検査です。

ぬるぬるするだけで、痛みなどはありません。

10分程度で終了します。

上を向いて寝転がるだけです。

首辺りの血管が詰まってないかなどを調べる検査です。

腹部・胸部断層検査(CT)

俗に言うCTとかいうものです。

上を向いて寝て、バンザイの姿勢になります。

途中、息を止める指示が出ますので、その時は息を止めましょう。

息を止める時間は最長で16秒ほどです。5分ですべての検査が終了します。

肩が悪い方は、バンザイの姿勢が辛いかもしれません。辛くないかどうかは聞いてきますので、辛かったら伝えましょう。

検査による痛み等はありません。息を16秒止めるのが辛いくらいでしょうか。

胃カメラ

すべての検査方法の中で一番痛みを伴うと思われるのがこの胃カメラです。

前日から食事や水分調整をしているため、胃の中が空になっています。そこを胃カメラで見ます。

検査する場所に行ったら、先に胃の中の泡を消す飲み物を飲みます。

次に、麻酔の効果がある液体を口の中に含みます。口の中の喉の奥の方に麻酔効果が表れるように、上を向いて喉の方に液体が行くようにします。この状態を3分間維持します。

3分経過したら、液体を飲みほします。外に出してもかまいませんが、飲み込んだ方が胃カメラを飲むときにより麻酔の効果が発揮されて良いかと思います。胃カメラの辛さに耐えるためにも、我慢して飲んでしまいましょう。急いで飲まなくてもかまいませんので、徐々に飲むようにしましょう。

最後に、肩に注射をします。この注射は、肩の動きを抑えるもののようです。緑内障や心臓病等の症状がある場合は、この注射をするわけにはいかないようですので、そうした症状をお持ちの方は伝えましょう。向こうからも事前に聞いてきます。

この3つで準備は終了です。もし、胃カメラが辛いという人は、眠気が増す効果のある鎮静剤を使ってくれます。ですが、あまりそうした薬品に頼るのも好ましくありませんので、我慢できるのであれば、以上の3つのみで受けるようにしましょう。

そして、いよいよ実際に胃カメラを飲む段階になります。胃カメラがある部屋に移動します。

聖路加国際病院の胃カメラは、口の中から入れるタイプです。

口に穴のあいているマウスピースのようなものを付け、その穴の中から胃カメラを入れていきます。マウスピースは胃カメラのコードをかまないようにするためのものです。

この状態ですと唾を飲み込めない状態になりますので、唾は口から垂れ流す形でかまいません。

胃カメラが入るときに一番痛みを覚えるのは、喉を通る時です。喉を通る時、ウェッという吐き気のようなものをもよおします。これは、生理現象ですので、誰でも起こりえます。特に若い人だと、この拒否反応が出やすいとのことです。年をとると、反応が鈍くなるようで、それほど影響はないといわれています。

手を喉に突っ込むと吐き気をもよおすのと同じ現象と思っていただけたらと思います。

喉を通った後にもう一つ辛いところがあります。

それは、一度唾を飲み込む動作をしなければいけない点です。これをしないと、胃カメラが食道のところを通っていけないためです。唾を呑む込む動作をすることで、しまっていた通路が開きますので、その時に胃カメラが食道の方を通っていくわけです。

管が喉にある状態で唾を飲み込むのはやや辛いですが、一息ついたら唾を飲み込むようにしましょう。

あとはそれほど痛み等を感じずにいられると思います。喉を通るのが一番痛いです。

ある程度の時間、喉に胃カメラが通っているため、やや辛い状態にはなりますが、痛みで辛いというより、息がしにくくて辛いという面が強いと思われます。しっかりと鼻で安定した呼吸を心がけましょう。

食道から胃の中に入り、そして胃のひとつ先の十二指腸まで見たら終了です。それぞれの場所の写真撮影をして、管が引き抜かれます。胃カメラを入れている時間は10分にも満たないので、この間、鼻からしっかりと息をして心を落ち着けましょう。

世の中の多くの人が体験している検査ですので、それほど心配せずに受けると良いでしょう。

なお、画面を見ながら受けることができますので、今まで体験したことのない人は、胃の中を確認しておきましょう。

最後に、写真撮影したものを元に簡単に状況を説明され、終了です。最終的な結果などは後日説明を受けます。

一通り終了したら一度部屋に戻ります。

部屋に戻った後、主治医による診察を受けます。主に、この主治医が最終的な結果報告や日々の見回り等で様子を窺いに来ます。

このときに、体で気になることがあればすべて伝えておきましょう。基本はドック質問表に書いてあるかと思いますが、より詳しく言葉やその場所を指し示すなどして説明します。この説明により、別途追加検査などを受けることもできます。

この診察は9階入院ドックフロアにある別室で行われます。部屋に呼びに来ます。

以上で二日目午前が終了です。

胃カメラ終了後、一定時間経過後に軽食が出ます。

そして、その後、12時に昼食も出ます。

この合間はあまりないため、やや食べきれないかもしれません。その場合は、パンなどを残しておいて、夜食にするという手もあるかと思います。