検査項目に関して
人間ドックには、ひとつのパックとして一通り受けられるものが多くあります。
それ以外にも、追加オプションとして、さまざまな検査をしてもらうことが可能です。
自身の体の調子などと合わせて、どういった組み合わせが良いのかを考えてみましょう。
主な検査内容は下記のようになります。
説明は簡単にしておりますが、下記以外の内容も把握できることがあります。
身体測定
身長、体重、体脂肪、BMI等の体に関する基本的なチェックです。どの範囲まで行うのかなどは、その病院によって異なります。
尿検査
糖尿病や腎臓、膀胱、肝臓などの病状を知ることができます。
便検査
胃や腸などに出血がないかどうか、寄生虫などの虫がいないかどうかを知ることができます。
血液検査
糖尿病、高脂血症などだけでなく、心臓、肝臓、腎臓などといった多数の臓器の状況を把握できます。
たいてい血液検査は人間ドックについていますので、これで多くの状況を知ることができます。
頭部MRI・MRA
脳の状況を把握できます。また、それに至る血管の状況も把握できます。脳腫瘍や脳出血、くも膜下出血、脳梗塞などの病気になっていないか把握できます。あまり若い人は受けなくても問題ないようです。日頃の生活が好ましくないのであれば、数年に一度受けておきましょう。
年配になるにつれ、毎年プランに組み入れることをお薦めします。
脳ドックを選ぶと、この検査が受けられると思います。
胸部、腹部CT
胸や腹辺りのCTをとります。該当箇所のがんなどのチェックが可能です。
泌尿器検査
尿周りの状況を把握できます。年をとるごとに、このあたりが肥大化するなどして尿の出が悪くなったり、尿を出す回数が増えたりします。年配の方の場合は自動的についてくることがあります。
男性限定です。
子宮がん検査
子宮の検査をします。当然ながら女性限定です。
乳房X線検査
乳がんなど、乳房に関する検査になります。触診と異なり、X線を使った検査です。女性限定となります。
眼科検査
目に関する診察です。視力や眼圧の測定、眼底の検査となります。目の調子が以前と比べて良くないと感じたら、プランに組み込むとよいでしょう。
耳鼻咽喉科検査
耳や鼻、咽喉に関する診察です。耳は聴力を測るために検査します。
上部消化管検査
主に胃カメラかバリウムを飲んでのX線で検査します。通常、どちらか片方を選ぶ形になります。
胃カメラは体に痛みを伴うことがありますので、苦手な人は寝た状態で調べてもらったりも可能です。
また、最近では鼻から管を通すこともでき、こちらも体への負担は少なくなっています。
バリウムでのX線は痛みそのものはありませんが、好まない人もいます。
主に胃や食道、十二指腸の状況を検査できます。
肺機能検査
息を吸ったり吐いたりして、肺に関しての調査をします。ぜんそくや気管支炎などの症状を把握できます。
整形外科検査
主に背骨辺りをチェックします。椎間板ヘルニアなどの状況を知ることができます。